【テニス】ダブルスの戦術_112_短いボレーを打つ


この記事では短いボレーを打つ展開について解説しています。
結論:相手が突き球を打つのがうまい場合短いボレーをして突き球を打たせない。
ボレーを深く打つと相手の質の高い突き球で不利になってしまう場合があります。
短いボレーで相手のポジションを上げさせて突き球の威力を下げます。
当然と相手の突き球の質が高ければ簡単に短いボレーは打てません。
深いボレーを打てるのが前提で短いボレーを狙います。
短いボレーのメリット①

相手のポジションを上げれます。
深いボレーだけだと前後に動かないので相手ベースラインプレーヤーの重心は安定して打てます。
短いボレーを混ぜることで相手ベースラインプレーヤーの重心を前にすることができます。
またポジションがコートの中で打点が低くなるので突き球の威力も下げることができます。
短いボレーのメリット②

相手の頭を下げれる。
短く低いボレーを返球することは簡単ではありません。
相手の重心を外すことができた場合相手の頭が下がります。
相手の頭が下がったらポーチボレーのチャンスになります。
ポーチボレーもしくはネットに詰めてポイントを終わらせに行きます。
短いボレーのメリット③

2バックの相手にも有効。
相手が2バックの場合センターに短いボレーを打つことで相手を2人ともネットにおびき出すこともできます。
ボレーをしたくないプレーヤーにボレーをさせることができます。
短いボレーのメリット④

通常の深いボレーが活きます。
相手が短いボレーを警戒し始めると重心が前よりになります。
前よりになってる相手に深いボレーを打つと体がのけぞります。
刺された状態ですね。
そこもポーチボレーにいくチャンスになります。
発想が生まれない

これらのメリットを知っているにも関わらず試合で短いボレーを打つという発想が生まれない場合があります。
それは練習の中で短いボレーを打つ練習をしていないからです。
練習でしてきたことがそのまま試合で反映されます。
ボレー対ストロークで深く繋げるボレーだけではなく短く打つプログラムも取り入れましょう。
まとめ:この記事での短いボレーとは低くて短くて弾まないスピードが速くないボレーのこと
ポーチボレーで打つ短いボレーは勢いがあります。
今回紹介した短いボレーは
- バウンスが低い
- スピードが速くない
ボレーを指します。
ポーチボレーのように速さがあるとバウンスがはねてしまうので相手のポジションを上げることができません。
薄い当たりで打つボレーが必須になります。
厚みを練習するにはロジャービームが最適です。
ぜひトライしてみてください。
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