【テニス】ダブルスの戦術_111_2バックでストローク


この記事では2人ともベースラインでの展開について解説しています。
結論:ボレーよりもストロークが得意なら2バックでストローク勝負。
近年テニスラケットの進化によりストロークにもパワーがついてきました。
ストロークで振り抜かれたショットをボレーで返球することは簡単ではありません。
ストロークでもボレーに負けないショットが打てるようになったためダブルスでもボレーに出ない選手も出てきています。
サービスゲームでは雁行陣を選ぼう

ストロークが得意でもサービスゲームでは雁行陣の形を取れるようにします。
サーブで崩すことができるのでボレーも難しいボレーが必要ではありません。
いわゆる最後に1球決めるボレーが打てればサービスゲームはキープできます。
リターンゲームでは2バック

逆に考えれば相手もサービスゲームで1発決めることができます。
2人ともベースラインに下がることで守備範囲が広くなります。
ボレーで1発で決めることが難しくなります。
ディフェンスとしても用いられます。
相手のサーブが良すぎる場合は2人とも下がってストロークで対応します。
リターンの調子が悪い時も2バック

リターンがうまくいかず相手に簡単にボレーで決められてしまっている場合も2バックが有効です。
まずはリターンがうまくいっていないことを認めてパートナーと相談し2バックも取り入れましょう。
相手がスマッシュを打つ時も2バック

相手がスマッシュを打ってくる場合も2バックで対応します。
しかし雁行陣の場合相手の1球目のスマッシュを2バックで対応するには時間がありません。
1球目のスマッシュをロブで返すことができたら相手はもう1度スマッシュを打ってきます。
その間2秒程時間がありますのでその間に下がれるところまで下がります。
2人でスマッシュに対して基本的にはロブで対応します。
トップスピンロブでの返球は簡単ではありませんのでスライスロブでの返球が基本となります。
その中突き球や足元、トップスピンロブを打つチャンスを待ちます。
体力が必須

2バックでのプレーは運動量が増えるので体力が必須となります。
やはりボレーの方が動きが少なく角度もつけやすくなります。
まとめ:ストロークに自信があるプレーヤーは2バック
シングルスプレーヤーのボレーとダブルスプレーヤーのボレーは同じボレーでも少し質が違います。
シングルスプレーヤーのボレーは最後に1本ボレーできめる。
ボレーヤーはボレーで切り崩していく。
シングルスプレーヤーでもダブルスで勝負にいくことは十分に可能です。
あらかじめパートナーとどのようにプレーしていくか相談しておきましょう。
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