【テニス】ダブルスの戦術_313_縦雁行陣からクロスへトップスピンロブ


この記事では縦雁行陣からクロスにトップスピンロブを打つ展開について解説しています。
結論:距離の長いクロスだから初速の速いロブが打てる

ストレートよりもクロスの方が距離が長いです。
距離が長い分スピードが出せます。
特に初速を速くできます。
初速があると相手は後ろに下がるのでロブで返ってくる場合が多くなります。
縦雁行陣とは

雁行陣が縦になったものです。
ストレート陣形と言ったりもします。
縦雁行陣のポジションは以前の記事をご参照ください。
初速が速くできる

ストレートに比べると距離が長い分初速の速いショットが打てます。
高さも出すことができるので相手にロブを上げさせるには有効なショットです。
初速があるから相手が下がる
初速があって高いショットを打たれると相手は下がらざるを得ません。
こちらのショットを読んでいれば前で処理することもできますがほぼ後ろに下がることになります。
この時相手の返球はスライスのロブでの返球が多くなります。
後ろにいる選手はすかさず前へ

ロブを打った選手はポジションを上げてスマッシュを打てるように待ちます。
相手が読んでいる場合はボレーをすることになりますがこの状況ではほぼスマッシュになります。
相手のロブでの返球がクロスに来てもストレートに来てもロブを打った選手がスマッシュを打てるようにしましょう。
下はパートナー

ネットにいるパートナーはボレーを狙えるように待ちます。
ですので基本的に相手のロブへの対応はベースラインからロブを打った選手がスマッシュまたはハイボレーで対応します。
もちろんネットにいる選手もスマッシュを打ちます。
相手の良いロブに対してネットにいる選手が下がりながらスマッシュを打つよりは、後ろから前に移動してくる選手がスマッシュを打った方が良いです。
後ろに下がりながら打つ分威力も下がります。
下がるのでスマッシュの後に前のスペースが空いてしまいます。
前に動きながら打つスマッシュ

ここで日頃から練習しておきたいのが前に動きながら打つスマッシュ。
スマッシュ練習というとその場もしくは後ろに下がりながら打つスマッシュが多いです。
この戦術では前に動きながら打つ場面です。
日頃やってないことは試合でもできませんので前に動きながら打つスマッシュも練習しましょう。
まとめ:分かっていてもやりずらいクロスのトップスピンロブ
クロスのトップスピンロブは分かっていても対応が難しいものです。
練習であればミスを気にせず相手も強いショットで返球してきます。
しかし試合になるとミスが怖くなるのでロブになることが多いです。
縦雁行陣になったらストレートラリーを続けることとクロスのトップスピンロブを戦術に付け加えてみましょう。
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