基本戦術4を使うタイミング(ネタバレ:サービスゲームは最初から)

基本戦術4を使うタイミング(ネタバレ:サービスゲームは最初から)

この記事では基本戦術4のオフェンスポジションを取りに行く具体的なタイミングを紹介しています。

結論:サービスゲームの時、リターンゲームのディフェンスからオフェンスへのトランジション

【テニス】ダブルスの戦術(雁行陣)_302_オフェンスポジションをとる

常にオフェンスのポジションを取れる状況にあればいいのですが、テニスは1打毎にオフェンス・ニュートラル・ディフェンスといった状況が目まぐるしく入れ替わります。
まずはディフェンスをできるようにして、そこからオフェンスに切り替えるようにしましょう。

サービスゲームの時は最初から

自分たちのサービスゲームではオフェンスポジションからスタートできます。
相手のリターンのタイミングに合わせてスプリットステップをしてから、素早く動き出します。

リターンゲームでは段階的に

リターンのコースが甘かったり、ボレーヤーがポーチボレーに出てきたりと、自分たちがリターンゲームの時は比較的にディフェンスからスタートすることが多くなります。リターンゲームでは段階的にオフェンスポジションに行こうしていきます。

まずはディフェンス

まずは相手のボレーを警戒しなければいけません。
ディフェンスポジションよりはエマージェンシーポジションまで下がり、相手ボレーヤーと距離をとったポジションからスタートします。
目安はサービスラインです。

【テニス】ダブルスの戦術(雁行陣)_203_エマージェンシーポジションをとる

このような雁行陣(1人前、1人後ろ)がダブルスの基本陣形となりますが、相手のサーブがよく、ボレーで決められる可能性が高い場合は2人とも後ろに下がる2バックも使ってみて下さい。

【テニス】ダブルスの戦術_111_2バックでストローク

相手ボレーヤーを見る

味方がリターンした時に相手の反応を見ます。

  • その場に留まろうとしているか
  • ポーチボレーに出ようとしているか
  • ストレートケアをしようとしているか
  • ボレーする気配がないか
  • 重心は前傾か後傾か

見ることで反応を早くすることができます。

相手がボレーをする動きをしている

相手がボレーをする動きを見せたら、その場に留まります。
このタイミングで前に動いてしまうと、相手のボレーに当たってしまうのでディフェンスができない上に、至近距離で強いボレーを打たれたら危険です。

自分の身を守るためにもこのタイミングでは前に行かないようにしましょう。

相手がボレーをするそぶりがない

予測が外れたり、サーブが甘かったりといった理由で相手ボレーヤーはボレーができないと判断したり、その場に留まりストレートケアをする判断をして、ボレーをしないような動きになります。(動かないとも言えますね。)

しかし相手がいい反応をして、手をパッと出してボレーできるかもしれないので、まだこの時点では前に行くために、重心を前にして前に移動できる準備をしておきます。

重心が前になっていれば動き出せますので、この段階では準備段階ですね。

抜けたらニュートラルポジション

ディフェンスポジションからオフェンスポジションへ行く前に、ニュートラルポジションに戻ります。
ただの通過点ですが、このニュートラルを基準に前がオフェンシブなポジション、後ろがディフェンシブなポジションになります。

この各ポジションの距離は1~2歩分の距離しかありません。
ラリーの短い時間でそんなに大きく移動はできませんが、この1~2歩の距離分で攻めやすくなったり守りやすくなったりします

相手が打つ前にオフェンスポジションへ

ボレーヤーの体の横を抜けてストローカーのところにボールが飛ぶまでに、もう1~2歩前進してオフェンスポジションまで移動します。

ラリー中は1ラリー毎に

このオフェンスポジションへの移動は相手もしてきますので、逆にこちらはディフェンスポジションに下がります。
状況によって1歩しか下がれなかったり、相手のスマッシュに対して身を守るために逃げたりすることもありますが、基本的に相手と自分は逆の動きをします。

まとめ:オフェンスのタイミングは相手がベースラインから打つ時

相手がベースラインから打つ時が自分たちが攻めれる時です。
相手には低いところから打たせる、自分たちは高いところから叩き込む構図ができれば常に有利な状況を作ることができます。

自分たちが上から打っている状況では下がる必要はありません。
そのままオフェンスポジションに留まり、次のボールも攻めましょう。

ポーチボレーも挑戦してみましょう