この記事ではBearが同期しなくなってクラッシュしてしまう時の対処法を紹介しています。
超細かいグリップの持ち方「セミウエスタングリップ」

ヒールとベースナックルを合わせる
小指の下、手首の近くをヒール
人差し指の根元をベースナックルと呼びます。
基本的にこの2つを合わせて持ち方を調整します。
ヒールを2~3ベースナックルを3
8面あるグリップのどこに合わせるかを説明していきます。
ヒールを2と3の間に。
ベースナックルを3に合わせます。
上写真の番号の振り方は右利きの場合です。時計回りになります。
左利きの場合は反時計回りに1~8を割り当ててください。
ラケット面が少し下を向く



コンチネンタル→イースタン→セミウエスタンと比べてくると、セミウエスタンはラケットの面が少し下に向きます。
セミウエスタンがもっとも幅広く対応できる
セミウエスタンよりもイースタン寄りに(薄く)なると重いトップスピンが打ちにくくなります。
セミウエスタンよりもウエスタン寄りに(厚く)なると対応できる幅が狭くなります。
- 厚すぎるグリップは低い打点が打ちにくくなります。
- 厚すぎるグリップは遠い打点が打ちにくくなります。
- 厚すぎるグリップはボールの外側が打ちにくくなります。
厚いグリップのメリットは、
- 厚くなるとボールを叩きやすくなる
- 高い打点が打ちやすくなる
- トップスピンが打ちやすくなる
といったメリットもあります。
ジュニアの選手に厚いグリップが多い傾向があるのはこれらが原因なのかなと思います。
- より高い打点で
- より早いタイミングで
- より強いショットを
打ちたいといった思いからどんどんグリップが厚くなっていく傾向にあります。
そうすると、
- 打点を落とす発想がなくなってくる
- 重さでなく速さに囚われる
- ボールの外側が打てなくなって角度がつけにくい
- ボールの外側が打てなくなって重いショットが打ちにく
こういったデメリットも、厚すぎるグリップになると出てきます。
これらのデメリットを手首や肩甲骨の柔らかさでメリットに変えられるジョコビッチのバックハンドのようにできるなら厚すぎるグリップでも問題ないと思います。
大事なことはグリップではなく、面の向きを操作できるかどうかと言うことです。
合わせるのはベースナックルだが力を入れるのは薬指と中指の方
セミウエスタングリップではトップスピンを打つことになりますが、合わせるのはベースナックルでも、力を入れる意識を持つのは中指と薬指の方です。
トップスピンでは下のガットでボールを捉えて打つことになりますが、人差し指の方に力が入っているとラケット面が下を向いてしまって飛びません。
下のガットで打つ場合、中指と薬指の方に力を入れておくと、ラケット面が負けずにトップスピンを打つことができます。
セミウエスタンで下のガット
ラケット面のどこで打ってもトップスピンを打つことはできますが、上のガットでボールに負けてしまった場合ボールをふかしてしまってアウトしてしまいます。
下のガットで打てれば、トップスピンがかかりやすくなりますし、ふかすリスクを抑えることができます。
下のガットで打つとど真ん中で打った時に比べた時にスピードは落ちますが、その分高い精度の重いショットを打てるようになります。
全体的に力を入れておく
どこで打ったとしてもコートに入れなければいけません。
中指薬指の方を中心に、5本の指全部を使って力を入れましょう。
余裕がある時により薬指と中指の方を意識できればOKです。
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