ラリーを続けられるようになる練習方法

ラリーを続けられるようになる練習方法
この記事ではラリーができるようになる練習方法を紹介しています。

いつも4回以上ラリーできるようにする

よく長くラリーをすることを目的に「100回ラリー」という練習がありますが、今回は

「いつでも4回以上」ラリーができることを優先としましょう。

プロでもアマチュアでもジュニアでも、総ポイント数の70%は4ラリーいないに終わります。
※4ラリー=2往復

  • 1球目サービスエースをとる・取られる
  • 2球目リターンエースをとる・取られる
  • 1球目ダブルフォルト・2球目リターンミス
  • 3球目でウィナーをとる・とられる
  • 3球目でミスをする・させる
  • 4球目でウィナーをとる・とられる
  • 4球目でミスをする・させる

テニスって意外と長いラリーが多い印象があると思いますが、どんなレベルの試合でも70%(ジュニアだと60%)は4球以内に終わるそうです。
4ラリー以内のミスを減らすことで、相手に負けないようにします。自分がミスせずに相手にボールを触らせれば、次は相手がミスをするリスクを追う順番になります。

ボールを打てる≠コートに入れられる


当たり前ですが、テニスはコートの中にボールを収めなければいけません。
野球のようにホームランはなく、サッカーのようにクリアもなく、必ずコートの中に入ることを前提にボールを打ちます。
「いかに効率的にボールに力を加えて強いショットを打つか」ではなく「いかにボールの速さや高さをコントロールできるか」の技術が必要になります。

速いショットも打てるし、遅いショットも打てるということです。

ストップラリーでボールの勢いをなくす


STEP1です。
飛んできたボールの勢いを無くします。
お互いにショートラリーをするときのポジションです。

飛んできたボールをサッカーのトラップのように一度止めます。
止めて1バウンドしたらそのまま返します。
止めて、打つ。これをお互いに繰り返します。

フォームだけを練習している人とショットの強弱を練習している人とでは、弱く打てる方の方がラリーを続けることが上手です。
もちろん効率よくボールに力を加える綺麗なフォームも必要ですが、フォームに囚われずにショットの強弱を変えられるようにしましょう。

グリップは同じで手首の向きを変える


グリップはご自身のグリップでOKです。
初心者の方はフォアハンドはセミウエスタングリップをお勧めしています。
グリップは変えずに、手首の角度を変えてラケットフェイスの向きを操作します。
このストップラリーではフォームはあまり気にせずに、ボールに勢いが出ないようにだけ気をつけましょう。

その後ショートラリー


STEP2です。
今度は飛んできたボールを止めずに、そのまま打ち返してショートラリーをします。
ここでもフォームはあまり気にせず、ボールが飛びすぎないように気をつけます。
できるようにしていく順番は、

  • ボールの強弱をコントロールする
  • 同じ打点で打てるように動く
  • 回転の向きをトップスピンにする
  • 1/4の小さいスイングでコントロールする
  • 1/2の小さいスイングでコントロールする

このような順番で徐々にできることを増やしていきましょう。

ショートラリーが飛びすぎて続かない場合


ショートラリーが飛びすぎてしまう方はスイングが大きすぎることが多いです。
腕を振ってしまうと飛びすぎますので、STEP2では、まだ腕は振りません。
「当てるだけなの?」いえ、スイングはします。上半身の捻りを使います。

上半身の捻りで打つ

この形を、
腰を捻って後ろに持っていく

腕を振ることを優先せずに、上半身の捻りで打つことを優先します。
体に腕がくっついていて、体を回すとその延長で腕もついてくるイメージです。
でんでん太鼓のイメージなんですが、紐の部分が棒です。体に巻き付けづにプッシュしていきましょう。

ベースラインでもやることは同じ


ショートラリーでやっていたこととの延長になります。
腕を振ってしまうと飛びすぎてしまうので、体の捻りを使うことと、もう少し飛ばしたいのでステップインとコンパスを使います。

振り遅れを防ぐ


あとは振り遅れを防ぐために、飛んできたボールがバウンドする前に打つ準備を完了させてください。

  • 横向きになる
  • ラケットをセットする
  • 膝の高さで打てるように動く

これらをボールがバウンドする前に完了させます。

ストップラリーだけでもやってみて

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少し長くなってしまいましたが、ラリーを続けるためには打ち方の練習だけでなく、ショットの強弱を練習すると早くラリーできるようになります。
打ち方の練習をしていかに速いショットを打つかという練習だけでなく、遅いショットでコートの中に入れる練習もしましょう。
ショートラリーでトップスピン系スライス系、サイドスピン系を全部打ちましょう。