トップスピンでもボールの下を打てるようになろう!

トップスピンはボールの後ろだけじゃない
ボールの下を打ってトップスピンは可能です。
気をつける点はスイングの方向です。
スライスを打つ時はラケットフェイスを上に向けていますので、後ろから前にスイングしてしまうとスライスになってしまいます。
「トップスピンはボールの後ろを打つものだ!」という固定観念に囚われず、ボールの外側、下側を打ってトップスピンを打てるようにしてみましょう。
トップスピンと言うくらいですから、ボールのトップ(上)を打つと考えているとボールはネットを越えるために必要な高さが出なくなります。
回転はかかりますが、ネットに引っかかりやすくなってしまいます。
しかしこの打ち方でも「頑張って」下から上にボールを持ち上げればネットを越える事ができますが、「頑張って」打っているので追い込まれた状況では返球が難しくなります。
絶対に打ってはいけないと言うわけではありませんが、わざわざ自分を追い込む必要はありません。
より簡単なフェイスアップデトップスピンを打てるようにしましょう。
身長の高さによってもトップスピンのテクニックは変わってきます。
わかりやすいのはサーブですね。
私は身長が171cmと平均的なので、サーブは必ず上に持ち上げるようにしないといけません。
しかし、身長が190cmある選手が私と同じように持ち上げるようにしてサーブを打ってしまうと飛び過ぎてしまいます。
身長の高い選手は自ずと打ち下ろすようなテクニックになっていきます。
身長の高い低いに変わらず、ストロークは低い打点と高い打点と両方を打たなければいけません。
低い打点ではネットを越せるように持ち上げる動きができるようにしましょう。
ボールの下を打てばトップスピンで高さが出しやすい
フェイスアップでボールの下を打つことができれば簡単に高さを出すことが出来ます。
簡単に高さが出るということは、ネットを簡単に越えることが出来ますので、精度も上がります。
追い込まれてもトップスピンで返球できる
簡単にネットを越えることができるので、パッシングショットにも応用することが出来ます。
後ろから前へのスイングが要らなくなるので、パッシングショットで持ち上げる事ができます。
逆に持ち上げられないスイングは後ろから前へのスイングで、ボールの後ろを捉える打ち方です。
後ろから前へのスイングだと、ボールを上に持ち上げることができないので、よほど強く打たないとネットを超えてくれません。
止まっている状態なら飛ばせるかもしれませんが、バックハンドサイドは相手に攻められる回数が多くなるサイドです。
相手に体勢を崩されてる状況で、力が入りずらいのに、強く打つことは難しいですよね。
力でなくてもネットを超えられるようなテクニックを持っておくと相手に最後の最後にボールを触らせることができます。
相手は最後の最後にもう一球打たないといけませんので、それがプレッシャーになります。
例えばこんなシチュエーションでフェイスアップのトップスピン
全てのショットをフェイスアップで打つかというと、そうではなく、バックハンドのダウンザライン。
特にバックハンドでラットショットを打つ時はラケット面はほぼ地面と垂直になります。
その場の状況に応じて臨機応変に対応できる幅が広いこともフェイスアップバックハンドの利点の1つです。
相手のラットショットに対して
相手が外に逃げるラットショットを打ってきた状況です。
ラットショットは外に逃げていくので、後ろから前へのスイングでは対応が難しくなります。
外に逃げていくショットなので、ボールの外側を引っ張って返球します。
この時フェイスアップしておくとボールの外側が打ちやすくなります。
ボールの外側を捉えながら下から上へのスイングができれば、簡単に角度をつけて、さらにネットを越える事ができます。
また、この時のフットワークはブレーキングです。
外に逃げていくボールに対してステップインだと頭を落としやすくなってしまいます。
外に滑って逃げていくショットに対しては横のフットワークを使って、ブレーキをかけながら対応します。
バックハンドのパッシングショット
ボールの外側が取りやすくなるので、さらに角度をつけることもできます。
後ろから前へのスイングではなかなかボールの外側を捉えることは難しいですが、フェイスアップでアウトサイドインのスイングなら簡単に角度をつけることが可能になります。
この感覚を身につけるためにはポットンの練習が効果的ですので、ぜひお試しください。
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