初心者でもタイミングを合わせて打てるようになる練習方法

初心者でもタイミングを合わせて打てるようになる練習方法
この記事では打つタイミングが早過ぎてしまうテニス初心者の矯正方法を紹介しています。

実際のラリーになると毎回タイミングが違う

コーチが手で出してくれたボールではタイミングが合うのに、ラリーになるとタイミングが合わない!
なんて経験も初心者あるあるだと思います。

ボール出しで徐々に距離を伸ばしてタイミングを変える


実際のラリーになるとベースラインからベースラインまで23.77メートルあります。
およそ25メートルプールと同じサイズです。
そう考えるとテニスコートって結構長いですね。

コーチが近くでボールを投げてた時と比べると、23.77メートル先から出されたボールはバウンドしてから自分のところに飛んでくるまで少し時間があります。
時間にするとコンマ何秒くらいの差なのですが、そのタイミングを合わせることが難しいのです。

ですので、急激にさができないように、徐々に距離を長くしていき、ボールがバウンドしてから自分のところに来るまでのコンマ何秒かを徐々に長くしていきます。
受ける側はこのタイミングを合わせられるように「待つ練習」をしていきます。
言葉で言うと簡単になりますが、実際にやると難しいです。

コーチ(コーチ役)はボールを出す技術が求められますが、選手(選手役)が同じ打点で打てるようにボールを出しましょう。

高さを変えてタイミングを変える

同じ距離でもボール出しの軌道の高さを変えます。
実際のラリーでは高いショットも低いショットもどちらも対応しなければいけませんが、高いショットはよりボールが落ちてくるのを待てるようにならないといけません。
これを1つのタイミングだけ練習している状態で打とうとすると、頭よりも高いところで打ってしまいます。
そうならないように、高いボールは落ちてくるの待って、腰、もしくは膝の高さで打てるようにします。

これもコーチ(コーチ役)のボール出しの技術が求められますが、軌道の高さが変わっても選手(選手役)の打点が変わらないようにボールを出します。

できる限り低い打点で


テニス初心者向けの記事なので、フォアハンドストロークと、バックハンドストロークの基本ショット、トップスピンで打つことになります。
トップスピンは打点が高くなればなるほど難しくなるので、膝、もしくは腰の高さで打った方が、正しいスイングを習得しやすくなります。

トップスピンを打つためには後ろから前へのスイングでもいいですが、インサイドアウトのスイング方がより簡単にトップスピンがかかるようになります。
※バックハンドはアウトサイドインのスイングになります。

より簡単に正しいスイングを習得するためにも、低い打点で打てるように、高いボールは落ちてくるのを待てるようにしましょう。

どの球技でも初心者はボールに近づき過ぎてしまう

サッカーやバスケットボールは初心者がすると団子のように集まってしまいますよね。
テニスや卓球のようなラケットスポーツはボールに近づき過ぎて腕が振れなくなってしまうのが初心者あるあるです。

ラケットを含めた腕の距離感が分かるようになるまでは時間がかかる場合がありますが、

  • 飛んでくるボールを待てるようになる
  • 高いボールが落ちてくるのを待てるようになる
  • ゆったりしたスイングができるようになる

そうすると、テニス初心者でもお互いにゆっくりとしたペースで打てるようになるのでラリーが続くようになります。
ぜひ一度トライしてみてください!