ワイドにスライスサーブから考える戦術-その②

ワイドにスライスサーブから考える戦術-その②
この記事ではデュースコートでワイドにスライスサーブからの戦術パターンについて詳しく解説しています。その②。

スライスサーブのスイングはインサイドアウト

テニス サーブ スライスサーブ

その①をまだ読んでいない方は先にどうぞ。
ボールのスピードを速くしたい場合は、スイングを前に。
回転の量を増やしたいのであれば、スイングは横に。

その掛け合いでスピードと回転量をコントロールします
グリップをコンチネンタルグリップで持つことができている場合は、速いサーブを打つ時でも少しだけスイングがインサイドアウトになります。

パターン⑤ブロックならクロスに返せる

テニス 戦術 スライスサーブ ブロックリターン
スライス系でブロックでのリターンならクロスに返せる場合、味方のネットプレーヤーにポーチボレーに出てもらいましょう。
スライス系なので、ボールのスピードはそこまで速くなりません。
※事前にパートナーと打ち合わせしておきましょう。

初めてパートナーになる人でも、相手がスライスで構えた瞬間に動き始めたなら毎度打ち合わせしなくてもいいでしょう。

パターン⑥クロスに返せる

テニス 戦術
正確にクロスに返せる場合です。

  • ボールの外側を打つことができている
  • リターンのフットワークの選択が合っている
  • スライスサーブの軌道が分かっている

こういった相手は正確にクロスに返球できます。
正確にボールの外側を打つことができるタイプの相手は、少し打点の点を変えることもできますので、パートナーにはダウンザラインを優先してボレーしてもらいます。
センターに来たボールはサーバーがカバーできるようにしましょう。

サーブ&ボレーでネットに行く場合、足元に打たれたらクロス。
浮いてハイボレー打てるようであればダウンザラインへ、足元に打てるようにしましょう。

終わらせることができるシチュエーションではポイントを終わらせにいきます。
そうすると相手は「より良いリターンを打たないといけない」と考えるようになるので、ミスを誘うことができます。

パターン⑦ウインドミルでクロスに返せる

テニス スライスサーブ 戦術 リターン ウインドミル Windmill
クロスへの返球ではこれが1番厄介ですね。
ウインドミルならボールの外側を打ちやすいので、安定してクロスに打つことができます。
また、ウインドミルなら高さのコントロールもしやすくなりますので、重いショットを打ったり、サーブアンドボレーヤーの足元に打つこともできます。

更にここから高度に相手との駆け引きが始まります

ワイドにスライスサーブから考える戦術-その③


続きは上級編になります。
次回をお楽しみに!