【テニス】ダブルスの戦術(雁行陣)(初中級)_104_相手のダウンザラインをセンターセオリー

【テニス】ダブルスの戦術(雁行陣)(初中級)_104_相手のダウンザラインをセンターセオリー

この記事では相手にダウンザラインを打たれた時のボレーを解説します。

結論:センターセオリーで相手ボレーヤーの足元にボレーする

ダブルスの基本はセンターセオリーです。

センターセオリーとはセンターに打つということ

相手2人の真ん中を狙います。
自ずとコートの真ん中に打つことになりますので、自分のミスを減らすこともできます。
センターに打つことが定石ということで、センターセオリーといいます。
そのままですね。

大事なことは足元に打つこと

センターに打つことがセオリーだということを知っているのは、あなただけではありません。
相手も知っていますので、センターカバーをしてきます。
この時相手はボールが足元にきた方が返しにくいです。
足元に打たれたことがある方はお分かりになるでしょうか、足元にきたボールをボレーで返すことは簡単ではありません
むしろ難しいです。
時折足元に打たれて触れたのに返せなかった時に、「惜しい〜!読んでたのに〜!」とおっしゃる方もいますが、確かに惜しいのですが、そうなる確率が高いところなのです。

足元に打つことを積み重ねる

ここで大切なのが、これを積み重ねていくこと。
特に試合の序盤など、相手の特性がまだ分かっていないうちはセオリーに忠実にプレーしていきます。
これを積み重ねていくと、相手のベースラインプレーヤーダウンザラインに打てなくなってきます
ダウンザラインに打てなくなるとクロスしかありません。
相手がクロスに打つことが分かっていれば、ポーチボレーも成功しやすいですね。

やってはいけないこと

強く打てるようになってきた方に多いミスです。
それは「強く打ちすぎている」ことが原因です。
一見チャンスで強く打ち込めるようなスピードでも、タイミングを外されていたり、自分のバランスが崩れていたり、相手が球種を変えてきていたり、自分の余禄していないタイミングでダウンザラインにきたりしていたら、それを強く叩くということは難しいです。
練習のときはミスしても気にしないですが、実際の試合になるとその1回のミスで、ミスすることが気になって怖くなってしまい、次第に消極的になることはよくあります。
ですので、確実に点を積み重ねていくためには、無駄に強く打たずに相手の足元に打つことを積み重ねていきましょう。