【テニス】ダブルスの基本戦術(平行陣の導入)_105_アプローチショット


この記事ではアプローチショットについて解説しています。
結論:アプローチショットで2人ともネットにつく事でポイントをとる確率が上がります。
もっともスタンダードな陣形はバランスのいい陣形が雁行陣(1人前、1人後ろ)です。
2人が左右それぞれを守り、1人がネットもう1人がベースラインにいるので前後の攻撃守備に関してもバランスがいいです。
アプローチショットは中継ぎのショット

アプローチとは、”Approach”のこと。
「近づく」という意味ですね。
この場合はネットに近づくという意味で使われますので、ベースラインからネットに行くための中継ぎのショットのことを意味します。
ベースラインからではポイントをとることが難しい

相手と自分のレベルが同じか、相手の方が上の場合ベースラインからポイントをとることは難しくなります。
いかにネットプレーヤーがボレーで決めてくれるかがダブルスでは重要であり、いかにボレーさせないかが大事になります。
今後解説していきますが、ベースラインからいかに相手の陣形を崩すか、オープンスペースを作るか、相手のバランスを崩すか、相手の足元を指すかがベースラインプレーヤーの役割になります。
平行陣で攻撃力アップ

2人ともボレーをすることができれば全体的な攻撃力が上がります。
2人が横並びになる陣形を平行陣といいます。
2人とも前の前平行陣(2UPともいいます)。
2人とも後ろの後ろ平行陣(2DOWNともいいます)。
逆に後ろ平行陣は守備力が上がります。
平行陣になったら基本的に2人ともネットプレー

せっかくアプローチショットでネットに行ったのに、もう1人が後ろに下がってしまってはもったいありません。
2人ともネットに留まり、ボレーとスマッシュでポイントをとりに行きます。
前に行かないといけない状況がある

例えば相手のショットがフレームショットです。
自分も相手も予期せぬ短いショットは強制的に前に行くことになります。
ここではアプローチショットを選ぶほかありません。
「ボレーが苦手だから」という理由で後ろに下がる方もいらっしゃいますが、その下がるところを狙われてしまったら劣勢となります。
ここでは覚悟を決めてネットへ出ましょう。
まとめ:上のレベルになるといかにネットへ行くかが鍵となります
後々ご紹介しますが、ネットに行く方法はいくつかあって、名前がついています。
サーブ&ボレー、ボレーカット、チップ&チャージなど、いずれもどのようにネットに行くかの様子を表した名前です。
アプローチショットは短くなったボールを1バウンドでグラウンドストロークでネットに行くことを意味します。
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