【テニス】ダブルスの戦術(雁行陣)_106_相手のポジションを下げる

【テニス】ダブルスの戦術(雁行陣)_106_相手のポジションを下げる

この記事では相手のポジションを下げる方法について解説します。

結論:低いショットでは相手はポジションを下げない。高さがあり、初速が速いショットが必要。ウインドミルが最適。

高さのある初速が速い、いわゆる重いボールを打つことで相手のオフバランスを狙って攻撃に転じます。重いボールを打つためには距離が必要です。相手のポジションを下げる前に自分のポジションを下げなければいけません。

まずは自分のポジションを下げる

まずは自分のポジションをベースラインより後ろに下げます
ベースラインからネットに向かっていくことを「ポジションを上げる」と表現します。
逆にベースラインより後ろにいくことを「ポジションを下げる」と表現します。
理由は距離が必要だからです。
距離がないとアウトしてしまいます。
相手のショットが少し浮いた時に焦っていつも高い打点で打ってしまっていませんか?そうすると距離を稼ぐことができません。
自分のポジションを後ろに下げることもできるようにしましょう。

低い打点を選択する

ポジションを下げることができたら次は低い打点を選択します。
肩の高さから重いショットを打つことは簡単ではありません。
低い打点の方がより簡単に、初速が速く、起動も高いショットが打ちやすくなります。
打点が肩の高さだとそこから高さを出してしまうとアウトにもなりやすいですね。
まずは1番低い打点C膝の高さで打てるようにしましょう。

軌道の高さが必要

なぜ高さが必要かというと、

  • 低いと相手は後ろに下がる必要がないからです。
  • 低くて速いショットはそのまま返球しやすいです。
  • 低いと相手の腰も浮かすことができません。
  • 相手の目線も上下にずらして錯覚を起こさせることもできません。

結局速いショット打ったもん勝ちの試合になってしまいます。
どんどん速いショットを要求されるので、スーパーショットも生まれますが当然とミスも増えます。
ギャンブルですね。
それでは戦術として取り入れるのは難しいので、調子が悪い時はとことん点が取れません

ウインドミルが最適

これらを簡単にできるのがウインドミル。
重いボールを打てるウインドミル。
エッグボールも打てるウインドミル。
ウインドミルが最適です。
低い打点Cを選ぶことは、ウインドミルを会得する近道です。
低い打点の方がインサイドアウトにスイングしやすいので、エッグボールになりやすいですね。
追い込まれた時はみんな自然とウインドミルを使っています。
自然と使っているので、気づいていない人もいます。
意識的に使おうとすると打点やボールとの距離、自分のバランスなども意識的に操作しないといけないので、できない人もいます。
が、使いたい時に使えないと戦術としては取り入れることができないので、ぜひ練習してウインドミルを打てるうように練習しましょう!

まとめ:打点を落とすと相手を下げれる

このように相手のショットに対して前に向かって行かず、逆に距離をとります。
打点を落とすことでエッグボールが打ちやすくなります。
これは意識的に取り組まないとなかなかできるようにはなりません。
最初は空振りしてしまってもいいので、思い切って打点を低くできるようにしてみましょう。