【テニス】ダブルスの戦術_205_重いショットを打たれた時の対応


この記事では相手に重いショットを打たれた時の対応について解説しています。
結論:ポジションを下げてフットワークを変える
相手が初速の速い、高さのある重いショットを打ってきた時は後ろに下がりながら、ひねりの動作で返球します。
ポジションを下げずにそのままライジングで打つと軽くなってしまい、ポーチボレーの餌食になってしまいます。
ポジションを下げる

後ろに下がることをポジションを下げると言います。
予測通り相手が重いショットを打ってきた場合は、まだポジションを上げることが出来るかもしれません。
しかし、予測外のタイミングで打たれたり、緊張した場面ではなかなかポジションを上げることは難しいです。
ですので基本は相手の重いショットに対してはポジションを下げることを選択します。
打点を落とす

ポジションを下げた後は打点です。
できれば打点を落とすことができれば最高です。
高い打点で重いショットを打ち返すことはなかなか難しいことです。
できれば肩よりも低い打点で打ちたいです。
低い打点の方がこちらも重いショットで対応しやすくなります。
逆に高い打点で打たされてしまったら、力が入らずに弱いショットしか打てなくなります。
フットワークを変える
フットワークの基本はステップインとコンパスです。
体重を乗せて重心を前に移動しながら打ちます。
しかしこれが出来るのは、打点が低くてボールの後ろに入れた時だけです。
今設定してる状況ではステップインとコンパスの選択は、難しいショットになります。
下の動画にある”Make the wall“というフットワークを使います。
ボールのバウンスに合わせて一緒に上がっていき、ひねりの動作でボールにパワーを伝えます。
下の動画ではバックハンドで出来るようにしてほしい5つのフットワークを紹介しています。
状況に応じて様々な体の使い方をできた方がいいです。
今回は”Make the wall”を試しに挑戦してみてください。
フォアの高い打点はウインドミルで対応する
バックにきたら”Make the wall”で対応します。
フォアの高い打点に打たれたらウインドミルで対応します。
高い打点で打つフォアハンドをクロスに持っていくことは簡単ではありません。
センターに寄ってしまい、そこを狙われてしまいます。
ですからフォアの高い打点はウインドミルで対応します。
ベーシックなスイングでもいいのですが、シュート回転になりやすくなってしまいます。
シュート回転がかかってクロスに打ってしまうと効果はありません。
クロスのストリンングを使ってボールが外に逃げていくように回転をかけれるようにします。
まとめ:下がって返すのがベース
下がらずにライジングで返すことも可能ですが、よほど才能がない限りは軽い返球になってしまいます。
返せますがディフェンスにはならず、次で攻められてしまいます。
起死回生の一発逆転は必要ないのですが、次に相手に攻撃させない。
それがディフェンスです。
返すだけではなく、相手に攻めさせないようにこちらも重いショットで対応しましょう。
ラットショットでプレースメントにてディフェンスもできますね。
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