【テニス】ダブルスの戦術(平行陣)_307_ロブで相手の頭上を抜いてネットに詰める


この記事ではロブで相手の頭上を抜いてネットに詰める方法を解説しています。
結論:ロブで頭上を抜いて終わりではない。そこが攻撃の起点。
相手の陣形を崩すためにはロブは不可欠です。
しかしロブを打つだけではポイントを終わらせることができません。
あくまでもこれは相手の陣形を崩すショットです。
相手の陣形を送ることができたら次はポイントを終わらせに行く動きが必要になります。
ロブを打ったら相手の反応を見る

相手の頭上を抜くロブを打ったら、相手の反応を見ます。
スマッシュを打とうとしているのか、ボレーで返球しようとしているのか、取れずにスイッチをしようとしているのかを見ます。
もしスマッシュを打とうとしているのであればネットに詰めることができません。
相手のスマッシュへの対応を準備します。
バランスを崩して無理にボレーをしようとしたり取れずにスイッチをしようとしている体勢であればネットに詰める準備をしましょう。
ネットに詰めた場合のポジションはミニ雁行陣

ロブを打った選手が少し前そのパートナーが少し後になります。
ボレーで決める役割とロブの対応の役割でこのポジションが変わります。
抜けたらネットに詰めてボレー

上で相手の頭上を抜くことできたら相手の返球を待たずにネットに詰めます。
ここでベースラインにとどまってしまうと相手にディフェンスをする機会を与えてしまうので、ラリーが長くなってしまいます。
ここではボレーでポイントを終わらせに行けるようにしましょう。
パートナーはロブへの対応をする

ロブを打った選手がネットに詰めてボレーの対応をします。
そのパートナーは相手のロブへの対応します。
クロスのロブはもちろんストレートヘのロブもパートナーが取れるようにします。
ネットに詰めている状態でいいロブを打たれると真後ろへの対応は難しくなります。
ここでは無理してロブを打った選手がスマッシュを打つのではなくスイッチをしてパートナーがロブへの対応します。
予測外のショットの場合ロブが来る確率が高い

特にトップスピンロブで相手の予測を外してロブを打った場合相手の反応は遅くなります。
そうすると相手は重いショットでの返球は難しくロブでの返球が多くなります。
その時はあまりネットに詰めずロブを待っておくとスマッシュが打ちやすくなります。
まとめダブル:ロブを打ったら前に詰めてポイントを終わらせる
ポイントを終わらせるためにはボレーとスマッシュのテクニックが不可欠になります。
スーパーショットで決める必要はありません。
相手の足元に打つことができれば十分です。
これを1試合通して積み重ねていくことが大切になります。
これを続けられると相手はもっと無理して打ってミスをしてくれるようになります。
逆に自分は無理をせずきっちりと相手の足元に打てるようにしましょう。
-
前の記事
【テニス】ダブルスの戦術(平行陣)_306_スライスロブで相手の頭上を抜く 2020.07.29
-
次の記事
【テニス】ダブルスの戦術_206_ロブで頭上を抜かれた時の対応 2020.07.31