【テニス】ダブルスの戦術_206_ロブで頭上を抜かれた時の対応

【テニス】ダブルスの戦術_206_ロブで頭上を抜かれた時の対応

この記事では相手にロブで頭上を抜かれた時の対応を解説しています。

結論:スマッシュを打てるのであればスマッシュ。体勢を崩してしまうのであれば無理してスマッシュを打たずボレーで対処するかスイッチをする。

基本的にスマッシュで対応します。
相手のグリップが薄くなった時や、体勢を崩した時はロブが上がって来やすいです。
しかし相手が戦術的にロブを打ってきた場合は予測することが難しいです。
またスマッシュの強さですが、いつも強いスマッシュを打てる体勢にはなりません。
フラットだけでなくスライス系のスマッシュも打てるようにしておいた方がいいです。

スマッシュはジャンピングスマッシュ

この状況でのスマッシュは止まって打てる場合が少ないです。
後ろに下がりながらスマッシュを打つことになります。
右利きの方は右足でジャンプして空中でバランスをとりながらスマッシュを打ちます。
着地は左足になります。
着地したらすぐにネットに戻る動きをしてボレーの対応をします。

スマッシュが打てなかったらボレー

自分たちが雁行陣の場合は後ろの人に頼める場合があります。
しかし平行陣の場合ロブで抜かれてしまうとパートナーはカバーすることが難しくなります
その時の陣形にもよりますが、スマッシュが打てない場合には次はボレーを選択します。

雁行陣の場合はスイッチをして対応する

1人が前1人が後の雁行陣の場合は、ベースラインレーヤーがカバーできる陣形になります。
右と左のポジションを入れ替えるスイッチをして対応します。

スイッチをした後のポジション

スイッチをした後のポジションは、そのままになります。
上の図だとネットプレーヤーは右へ、ベースラインプレーヤーは左へスイッチした後のポジションになります。
そのまま留まりストレートの陣形で展開されます。

ネットプレーヤーはスイッチしながら後ろに下がる

陣形を崩されている状況なので、相手は攻撃的なポジションでボレーを狙ってきます。
またこちらが崩されている場合はベースラインプレーヤーがロブを上げる場合が多くなってきます。
この時ネットにとどまってしまうとディフェンスができません。
相手がボレーをしに来ている場合はエマージェンシーポジションまで下がれるように、相手がスマッシュの体勢に入ったら一気にベースラインまで下がれるようにします。
下がる時間がなく近距離でスマッシュを受けなければいけない状況の時は身の安全を守るために背中を向けて逃げる避けましょう。

まとめ:スマッシュもしくはボレー、スイッチをする。

男子ダブルスの場合はスマッシュで打てる場合が多いですが女子ダブルスの場合はこのロブが抜ける場合がよく見受けられます。
ジュニアのダブルスも高さが足りない場合はよくスイッチを見ます。
レベルによって対応も変わってきますができればスマッシュを打てるようになりたいものです。