【テニス】ダブルスの戦術(平行陣)_309_リターンダッシュでネットに詰める


この記事ではリターンダッシュについて解説しています。
結論:相手のセカンドサーブはコートの中に入り早いタイミング打ってネットに出ます。
相手のサーブが遅くて弱い場合は相手にプレッシャーをかけるためにリターンダッシュを行います。
サーブ&ボレーのリターン版ですね。
リターンダッシュをされるとサーバー側はプレッシャーがかかりダブルフォルトを誘うこともできます。
リターンダッシュは打ちながら前に動く
相手がサーブのモーションに入り目線がボールに移った時点で一歩前に動きます。
相手がサーブを打つ瞬間にスプリットステップをして左右に対応できるようにしながらさらに前に動きます。
リターンを打ったら相手の返球を待たずにネットに詰めます。
サーブ&ボレーでも解説しましたがあまり前に行く事はできません。
相手が打つタイミングで一度止まりどんなボールにも対応できるようにしましょう。
早いタイミングでとらえる

ボールが上がってきたライジングのタイミングでボールをとらえます。
理想は肩の高さです。
バウンスして上がってきた肩の高さです。
ボールが上がりきって落ちてきた方の高さではありません。
コンパクトなスイング

早いタイミングで捉えますので大きくスイングしてしまうと自分のミスが増えます。
またコートの中でボールを打つことになるので距離もありません。
短い距離で強く打つことがとても難しくさらにタイミングが早いのでコンパクトなスイングを心がけます。
1/2のハーフスイングか1/4のクオータースイングくらいでいいですね。
パートナーに伝えておく

サーブ&ボレーの時にもう解説しましたが、パートナーに伝えておかないとロブへの対応ができなくなります。
捨てても良いポイントや、相手のリズムを崩したい時など使う場面はいろいろありますがパートナーに伝えておくようにしましょう。
SABR

SABRはセイバーと読みます。
フェデラー選手が行うスニークアタックバイロジャー”Sneak Attack by Roger”の略です。
リターンダッシュよりもさらに早いタイミングで打ちます。
Google先生によると”Sneak Attack”というのは奇襲攻撃ということらしいです。
サービスライン付近まで一気に距離を縮めてとても早いタイミングでボールを打ちます。
とても早いタイミングで打ち返すのでテクニックが求められます。
これはボールの速さでエースを取るのではなくタイミングの早さです。
思ってもいない早いタイミングで返ってくると相手は動くことすらできません。
まとめ:相手にリズムをつかむさせないために必要な戦術
リターンゲームでは相手のサービスゲームをかき混ぜる必要があります。
同じリズム同じ球種のリターンを打っているとサーブ側は慣れてきます。
特に試合の後半で同じリズム同じ球種相手のバランスを崩す事は難しくなります。
相手にもリズムをつかませてしまいます。
リターンゲームではいろんなことをしてサーブ側にリズムをつかませないようにしましょう。
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