【テニス】ダブルスの戦術_108_センターからアングル


この記事ではボレーを打つコースの組み立て方について解説しています。
結論:まずはリスクのないセンターへ。相手のポジションをセンターに寄せてアングルへ
まずは自分がミスするリスクを抑える為にセンターにボレーするのがセオリーです。センターにボレーすると相手の重心がセンターに寄ります。次のボレーをアングルに打つことで、よりリスクを落として点を取ることができます。
まずはセンターセオリー

センターにボレーをしてそのまま決まればいいですが、自分ができることは相手もできます。
ですので相手はセンターにボレーしてくるのを読んでいるので返球されます。
ここでのボレーはセンターに打ちますが、相手が返してくることを前提にボレーをします。
相手の重心がセンターに寄る

センターにボレーをすると相手は二人とも本能的に反応します。
動かないにしても重心が二人ともセンターに寄ります。
これもセンターにボレーすることのメリットの一つになります。
きっちり足元にボレーする

ここで技術的に必要になることがきっちりと足元にボレーすること。
この記事では中上級を目安に書いていますので、少し浮いたボールは返せることを想定しています。
きっちりと足元に打つことで、相手はローボレーで返球するかハーフボレーで返球するか迷います。
この迷いでミスしてくれる場合もあります。
ミスにならずとも迷った時点で返球が甘くなりますので、次のボレーが読みやすくなります。
ディフェンスはこっちに逃げたい

センターにボレーを打たれた側はなんとか態勢を立て直したいです。
相手ベースラインプレーヤーに触らせるようにします。
時間的に余裕ができますので立て直すことができます。
センターボレーした場合相手にこれをさせてはいけません。
相手が逃げたいボールをもう一度ボレーを狙います。
低く来た場合はクロス

相手がなんとか返球してきたボールが低い返球だった場合は、クロスに打ちます。
このショットを逆クロスに打つことは簡単ではありません。
すでにセンターセオリーで相手の重心をセンターに寄せているので、アングルに安全にボレーすれば得点の確率は高くなります。
高く来たら逆クロス

相手がなんとか返球してきたショットが高い返球だった場合は逆クロスに打ちます。
高い打点は逆クロスに打ちやすい高さですので、フォアに来た場合は右に打ちます。
まとめ:センターセオリーはお互いにわかっていのでその上で二段構えでボレーする
この記事では中上級を想定して書いています。
相手のセンターセオリーも読んでいるし、その返球もできる。
大事なことは「自分ができることは相手もできる」ということを知っておくことです。
その上で相手が返球してきたボールをもう一度ボレーできるようにします。
文章で説明すると時間がありますので、イメージしやすいですね。
実際のプレーだとこれは一瞬なので低く来たらクロス。高く来たら逆クロスと打つコースを決めておくと迷わずに打てます。
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