【テニス】ダブルスの戦術(サーブ)_311_ボディーサーブからの展開

【テニス】ダブルスの戦術(サーブ)_311_ボディーサーブからの展開

この記事ではボディーサーブからの展開を解説しています。

結論:ボディーに打つとスイングを詰まらせることができるのでそこをボレーを狙います。

ボディーサーブのメリットはスイングを詰まらせることができます。
リターンの速度を落とすところができるのでボレーしやすくなります。

ボディーサーブは体に向かってくるサーブ

前回のエントリーで解説したワイドサーブは体から遠いのでスイングを振り抜くことができます。
振り抜けますがリターンの体を伸ばすくらいワイドに打てればリターンの精度を落とすことができます。
ボディーサーブはリターンの体に向かっていくサーブのことです。

フォア寄りのボディーサーブ

同じボディーサーブでもフォアハンド寄りに打ちます。
自分の体に近いのでこのサーブをダウンザラインに打つことは簡単ではありません。
リターンはクロスに打ちやすくなります。
コースを予測しやすくなります。

バック寄りのボディサーブ

同じボディサーブでもバックハンド寄りに打ちます。
自分の体に向かってくるのでこのサーブを振り抜くことは簡単ではありません。
さらに詰まりやすくなります。
スイングが詰まってコントロールしづらくなる上、スピードも出しにくくなります。
なのでボレーしやすくなります。

ボディサーブになったらポジションは少し右寄り

大きく動くわけではありませんが少し右寄りになります。
詰まりながらもフォアでダウンザライン。
詰まりながらも引っ張ってストレートにくる可能性はあります。
ストレートケアをしつつ重心はセンター寄りでボレーできるように待ちます。

基本的にはセンターセオリー

リターンをボレーできる場合基本はセンターセオリーになります。
センターにボレーした後の処理は前々回のエントリーと同じくセンターからアングル、センターから逆クロスになります。

さらに低いリターンはアングル

同じく相手のリターンがボレーできる状況です。
しかし打点が低すぎる場合があります。
ここではほぼネットと同じ高さと想定しましょう。
この低さのリターンをセンターにボレーすることは難しいです。
この低さのリターンはラケットフェイスの角度だけを決めてアングルにボレーします。
この時できれば勢いを殺してバウンスが弾まないようにしたいです。

高いリターンはそのまま逆クロス

詰まったリターンは浮きやすくなります。
高い打点は逆クロスに打ちやすくなります。
ここではもう決めれる高さになりますので逆クロスに打ってポイントを終わらせます。

まとめ:ボディーサーブは少しずれると打ちごろになってしまう。

ボディサーブは繊細なコントロールが必要です。
30cmずれてしまうとちょうどいいスイングができるところに行ってしまいます。
精度が求められますが使えればフォルトのリスクを抑えることができます。
ある程度サーブがまとまってきたら意識的にボディサーブを狙ってみましょう。

※ボディサーブはボディーに当てるという意味ではありません。
悪意を持って体に当てることはしないでください。